決して主流になってはいけない。
主流になるということは舞台に立って
役者が演技をするようなもので・・・
やっていると、つい大事なことを見落としてしまう。
であるから、いつも片隅におってモノを見ることが大切なんだ。
そういう生活をいると大変貧乏をして、
生涯報われることは少ない。
しかし、そういう人がいないと真実が見えなくなってくる。
とにかく人間をだいじにする。
そのことを心得てくれ。
この言葉は渋沢栄一の孫、渋沢敬三が民族学者の宮本常一へ話した言葉だ。
私自身、GOTS認証がアパレルの業界で「どの立ち位置で存在してゆけば良いのか?」暗中模索の状態。
そんな中での渋沢敬三氏が語ったこの言葉は「これからの自分が進むべき道」を照らしてくれたように感じた。
絶対に先を急いではいけない。
後からでいいんだ。
人が見落とした物をできるだけ見てゆく。
それがやがて役に立つ時期がきっと訪れる。
私個人、肝に銘じておくべき言葉だ。