🏅 フィンランド — 比率ワースト(€610/年)
フィンランドはファッションへの支出が小売全体のわずか5.0%と、欧州25カ国中最下位です。北欧でありながらノルウェーやスウェーデンより大幅に低い理由は、「服より体験・自然」という国民性と、防寒機能重視でデザインへの関心が薄いライフスタイルが背景にあります。
🏅 日本 — アジア先進国ワースト(≈€540/年)
2023年の日本の家計における衣料品・履物への月平均支出は約7,500円で、前年より減少しています。その背景として、節約志向が日本文化に深く根付いており、1990年のバブル崩壊の影響や高齢化・社会保障への不安から、BIGLOBEの調査では回答者の80%以上が「支出より貯蓄」を優先していることが示されています。UNIQLOに代表される「安くて長持ち・機能的」な服が好まれ、量より質・消費より節約という価値観が衣料品支出を抑えています。
🏅 ルーマニア — EU最下位(€375/年)
ルーマニアは欧州平均(€772)の49%にも満たない€375で、欧州25カ国の最下位です。ただし興味深いことに、所得に占める衣料品の支出割合は約6%とEU内でも高く、つまり「使いたくても所得が低いために絶対額が少ない」という構造です。絶対額の低さは所得水準の問題であり、ファッション意識が低いわけではありません。
まとめると、ワースト3は「文化的に節約志向(フィンランド・日本)」と「所得が低いために使えない(ルーマニア)」という、まったく異なる理由が混在しているのが面白い点です。
