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1セント硬貨、来年までに製造中止 トランプ氏指示で財務省発表

1セント硬貨、来年までに製造中止 トランプ氏指示で財務省発表

米財務省は22日、米国通貨の最小単位となっている1セント硬貨の製造を段階的に中止すると明らかにした。2月撮影(2025年 ロイター/Mike Blake)

 

米財務省は22日、米国通貨の最小単位となっている1セント硬貨の製造を段階的に中止すると明らかにした。

 

同省は2026年初頭までに1セント硬貨の新規流通をやめる予定。これにより現金取引の最小単位は5セントになる。

 

トランプ大統領は2月、ベッセント財務長官に1セント硬貨の製造取りやめを指示した。トランプ氏は1セント硬貨製造への支出を「無駄遣い」としている.

 

同省によれば、1セント硬貨の製造コストはこの10年で1枚当たり0.013ドルから0.0369ドルに上昇した。製造中止で年間5600万ドルが節減できるという。

 

亜鉛と銅でできた1セント硬貨は1793年に初めて発行された。
1909年以来、硬貨裏面にはリンカーン大統領の肖像が描かれている。
現在米国で流通されている1セント硬貨は約1140億枚に上る。