衣類のリサイクル状況はかなり深刻です。
環境省の2022年データによると、国内で排出される不用衣類全体の約66%が焼却または
埋め立て処分され、リサイクル用として回収されるのはわずか15%ほどです。
2024/07/02
衣料品のリサイクルが進まない理由
なぜ世界的にリサイクルが進まないのか?
洋服のリサイクル率は古紙などと比較しても圧倒的に低く12%にとどまっています。
大きな理由は、洋服に使われる素材にあります。
回収される衣服の65%が 2種類以上の繊維を含む混紡素材 により作られています。
衣服廃棄の割合は?
その一方で、環境省の調査によると
国内における衣類の新規供給量は計81.9万トンとされ、
このうち廃棄される量は計51.0万トンと全体の64.8%を占めています。
リサイクルされる量はうち15.6%、リユースされる量は19.6%と、
ほとんどの衣類がどこも経由せずに廃棄されていると推計が出されています。
2023/07/07
服の再資源化率は?
服がごみとして出された場合、
再資源化される割合は5%程でほとんどはそのまま焼却・
埋め立て処分されます。 その量は年間で約45万トン。
この数値を換算すると大型トラック約120台分を毎日焼却・
埋め立てしていることになります。
全世界で、生産された洋服の60%は廃棄されています。
今後はアパレルメーカーへの規制が必要。
リサイクル率、廃棄率に上限を設定が必要か?
問題は山積です。