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Global Responsible Textile Standard (GRTS)

Global Responsible Textile Standard (GRTS)は、世界的に有名なオーガニック繊維基準「GOTS」を運営するGlobal Standard gGmbHが新たに策定した、非オーガニック繊維も対象としたサステナビリティ基準です。 

オーガニック繊維に限定されていたGOTSの厳格な環境・社会基準を、リサイクル素材やその他の「責任ある繊維」にも広げることを目的としています。

 

主な特徴と目的

 

  • 対象素材の拡大: オーガニック以外の繊維(リサイクルポリエステル、特定の認証済みコットンやウールなど)も認証の対象となります。
  • GOTSと同等の厳格な基準: 製造加工工程における有害化学物質の使用禁止、排水管理、労働者の人権保護など、GOTSと同様の厳しい要件が適用されます。
  • 高い透明性: マスバランス方式(混合管理)ではなく、物理的な分別による厳格なトレーサビリティ(追跡可能性)が求められます。
  • 企業の導入負担を軽減: すでにGOTS認証を取得している企業は、既存の管理体制をそのまま活用して、オーガニック以外の製品にも認証を適用できるよう設計されています。

 

対象となる主な繊維(案)

 

基準案では、以下のような既存の認証を受けた繊維が対象候補として挙げられています。

 

  • リサイクル繊維: GRS(グローバル・リサイクル・スタンダード)など

  • コットン: BCI(ベター・コットン)、CmiA(コットン・メイド・イン・アフリカ)など。

  • ウール・ヘンプ: RWS(レスポンシブル・ウール)、RHS(レスポンシブル・ヘンプ)など。

  • 森林由来繊維: FSC認証など  

 

策定のスケジュール

 

  • 2025年7月: 初の基準案(Draft 1.0)が公開され、パブリックコメント(意見公募)が開始されました。

  • 2026年5月現在: 最新の修正案(ドラフト2.0)が公開されており、2026年秋ごろの正式策定が見込まれています。

この基準の登場により、消費者はオーガニック製品だけでなく、リサイクル素材などを使用した幅広い衣類に対しても、GOTSレベルの信頼性を持ってサステナビリティを確認できるようになると期待されています。