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Google、英国とインドでバーチャル試着ツールをリリース

Googleは米国市場での成功を受けて、英国とインドでバーチャル試着ツールの提供を開始した。

 

画像: Google

 

この世界的巨大企業の最新ツールにより、買い物客は自撮り写真をアップロードするだけで、試着室に入らなくても選んだ衣類がどのように見えるかを確認できる。

 

このツールはトップス、ボトムス、ドレス、ジャケット、靴に対応し、Google上の数十億件の商品リストに搭載されている。機能利用可能時には小さなアイコンが表示される仕組みだ。

 

Googleは、照明の良好な環境で撮影した鮮明な全身写真を1枚アップロードするだけで、衣服が自身の体型にどのようにフィットするかを確認できると発表した。

 

米国で最初に導入されたこの機能について、Googleは「静止画をスクロールするよりも、よりパーソナルな感覚で衣服を判断する手助けとなっている」と説明した。

この試着ツールはGoogle独自のファッションモデル上で動作し、人体と様々な生地(綿、ウール、デニムなど)の細かいディテール(折り目や伸縮性)を読み取る。さらに「1枚のアップロード写真から」それらの生地が異なる体型にどうフィットするかも解析する。

Googleは「自社サービス全体で1日あたり10億回以上のショッピングが行われている」と指摘し、500億件以上の商品情報を保有する「ショッピンググラフ」を背景に、「膨大な検索規模こそが試着ツールの有用性を支える」と強調。選択肢が豊富な状況下で、消費者がフィット感やスタイルを迅速に判断したいニーズに応えると説明した。

米国では、このツールを試したユーザーの70%が「ショッピング体験が楽しくなった」と回答したと同社の調査結果が示されている。